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２００４年秋から２００５年春にかけての室林道におけるヒガラの個体数の多さは、私が観察を開始した１９９２年秋以降際立っていた。表の個体数は、私が室林道のラインセンサスを開始した時からのものである。私の経験では、ヒガラは、毎年室林道で越冬するとは限っていない。全く見かけない年も珍しくないのだ。又、確認出来た年でも１２月になってからであり、今回のように１０月の前半から姿を見せたのは全く例が無い。１０月に見た時、私と山口さんとの間では次のような会話をしていた。「きっと移動している個体で、暫らくすれば居なくなるのでは」。ところが、居なくなるどころかますます個体数が増えてくる。それこそ、室林道のどこにでもヒガラを見つけることが出来る状態になっていた。
最後に見たのが４月１０日で、丁度サクラの開花と時期と重なった。

なぜ個体数が多かったのか調べてみたいと思う。

室林道のヒガラ個体数　年変化

濃い青色の２００４年秋から２００５年春の個体数の多さが際立っている

UP DATE
２００６年から２０１２年９月までのデータを追加しました

室林道のヒガラ（２００５年２月１２日撮影　ヤシャブシの種子を食べている）