学名　Pericrocotus divaricatus

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私の好きな野鳥の双璧といえばサンショウクイとアマツバメである。姿や声の美しいオオルリ・コマドリ・キビタキの時期もあった。地味ではあるがミソサザイやカヤクグリに心酔した時もあった。そして、かなり長い期間サンショウクイとアマツバメの再開を最高の喜びとしている。アマツバメは、鳥の代名詞である飛ぶを究極まで突き詰めた魅力によるが、サンショウクイについては、上手く言い表せられない。サンショウクイに初めて出会ったのは１９９５年７月９日、下山村にある寺ノ入林道であった。オオルリやキビタキなどの記録がある中にサンショウクイが初めて登場した。多分それ以前にも声を耳にしたのかも知れないが当時の関心はやはりオオルリやキビタキに集中していた。その後、野鳥（日本野鳥の会）でサンショウクイがサンコウチョウと共に激減する夏鳥の仲間として紹介されのを読み、サンショウクイへの関心が高まっていった。５月に入ると必ず寺ノ入林道へ出かけ観察するのを日課とした。茶臼山の麓にある売木村で姿を見たこともある。（1996．1997）その場所は今でも思い出せる。音羽町でも十数回ほど観察例があるが、その殆どは６月である。最も観察記録の多い場所はやはり寺ノ入林道である。サンショウクイはマツ林に多いと聞いたことがあり、そう言われると、寺ノ入林道にはアカマツが多い。２００１年５月には偶然にも繁殖行動を観察する幸運に巡り合えた。ペアらしい姿がアカマツの木から出たり入ったりするのを見、注意深く場所を探した所樹幹近くの枝に巣を見つけた。スコープで抱卵の様子を観察した時の興奮は今でも忘れることはない。２００５年も４月３０日と６月１８日の２回観察している。何とかこのまま途切れる事無く観察が続けられることを祈りたいものだ。

１９９５年７月９日　初めてのサンショウクイの記録　寺ノ入林道にて

１９９５年〜２０１２年９月までのサンショウクイ全記録

２００１年５月　繁殖記録　寺ノ入林道にて